休館時間活用し書籍整理 図書館再開へ準備

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図書館の休館に伴う空いた時間で書籍のラベル貼り替え作業に取り組む司書

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため来月10日までの休館が決まっている駒ケ根市の公共施設で、職員たちが空いた時間を有効活用しようとさまざまな作業に励んでいる。市立図書館では、通常時に実施する余裕のない書籍の整理作業に重点的に取り組むなど、市民にとって使いやすい施設にしようと再開に向けた準備を進めている。

図書館によると、ピーク時には1日に千冊以上の貸し出しがあるため、普段は窓口での対応に多くの時間を費やす。そのため、所蔵する本や資料を入れ替えたり配置換えするいとまがないという。今回の休館中、感染予防のため司書たちも密集しないよう1日の出勤者数を制限してはいるが、手分けして優先的に整理作業を実施することを決めた。

作業の一つであるラベルの貼り替えでは、例えば「教育」分野の書籍の分類を「学校生活」「ノーベル賞」「点字」「特別支援教育」などと細分化した。利用者が目当ての書籍を探す時間を短縮する効果を見込む。

ただ、数十年の長い年月にわたって書籍に同じラベルが貼ってあると粘着力が強いケースも。きれいにはがそうとするだけで爪が割れるなど苦労を重ねている。整理対象の書籍が2千冊以上ということもあり、司書の一人は「休館中なのにいつもより大変」と苦笑いを浮かべる。

図書館は現在、お薦めの本を紹介するコーナーの充実なども図っている。春日由紀夫館長は「いろいろ工夫を凝らしているので、再開したらぜひ来ていただいて、使いやすくなった図書館を利用してほしい」と呼び掛けている。

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