2016年07月26日付

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中学生約5割、高校生は9割以上―。携帯電話やスマートフォン(スマホ)の保有率(内閣府調べ)。特に昨今はスマホの割合が高いという。使いやすく多機能、小型軽量でいつでも、どこでも手軽に使える便利な情報端末。だが、便利さの裏には落とし穴も多々あるようで、スマホの持つ機能以上に子どもを守る手だてが求められている▼その代表が出会い系サイトやID交換掲示板を含むコミュニティサイトか。両サイトを悪用した犯罪で被害に遭った18歳未満の子どもは、警察庁調べでここ数年1500人前後で推移している。特徴的なのは児童買春や児童ポルノなど金品より、子どもの心身が狙われている点か▼被害がお金や品物ではないだけに事はかえって厄介だ。犯罪に巻き込まれれば、そこで出来た傷と一生付き合わざるを得ない。逆に知らず知らずのうちに加害者になるケースもある。”関わらない”が最良の策のようだ▼犯罪ではないが不都合は他にもある。スマホ操作による会話のない食事や睡眠不足。嘘や誇大広告の氾濫、匿名性を逆手に取った悪質で巧妙ないじめや嫌がらせ―などなど▼今月に入り、GPSの位置情報を使ったゲームが話題になり早速、関連のトラブルや事件が耳目をにぎわせている。いずれもゲームやりたさの身勝手な行動が原因だ。道具は使うものであって、使われるものではないとの認識がより求められている。

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