大型連休静かな幕開け 諏訪地方各地

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一般車両が少なく、トラックが目立つ中央道諏訪湖サービスエリアの駐車場

新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと外出の自粛要請が続く中、29日から大型連休が本格的に始まった。諏訪地方各地は例年なら多くの観光客でにぎわうが、静かな幕開けとなった。不要不急の外出を控える中、運動不足やストレスを解消しようと近所の公園で遊ぶ地元住民の姿もあった。一時、多くの人が集まる公園も見られ、感染を不安視する声も上がっていた。

中央道下り線の諏訪湖サービスエリア(SA)では、各店舗のレジ前に店員と買い物客を遮るようビニールのカーテンやアクリル板を設置した。営業時間も3~4時間ほど短縮している。駐車場には一般車両が少なく、並んでいたのはトラックが中心。畑仕事の合間に諏訪湖SAの駐車場を見渡すという農家の小泉幸善さん(72)=諏訪市豊田=は「祝日にこれだけ少ないのは珍しい」と驚いていた。病院や介護施設などに冷凍食品を運送するトラック運転手=松本市=は「ゴールデンウイークなどの大型連休や祝日は混雑するが、今年はどこも空いていて止められるのでありがたい」と話した。

茅野市内の屋外観光施設は普段なら1日200~300人ほどの利用者がいるが、現在は「ほぼ来ない」という。大型連休中は営業を継続する予定だが、「非常に厳しい」とする。大型連休に合わせて別荘を訪れる人については、同市内の別荘地によると「極めて少ない」。スタッフは「定住者も含めて滞在している人は外出自粛の要請に従って行動している。コロナが終息するまではみんなで感染防止していくしかない」と話した。

八ケ岳連峰への登山口の一つの美濃戸口(同市玉川)は、人けがなかった。例年は県内外から登山者が訪れて、登山相談所で情報提供や啓発活動を実施しているが、今年は感染防止のため登山自粛を呼び掛ける看板を設置し、注意喚起を行っている。今月25日には、県外の男性が阿弥陀岳付近で滑落する遭難事故があり、SNS(交流サイト)上では登山自粛を求める声が広がっていた。近くの山小屋関係者は「多くの登山者に自粛に協力してもらえている。コロナが落ち着いたら八ケ岳を楽しんでもらえれば」と話した。

一方、公園には多くの家族連れや学生たちの姿が見られ、遊具で遊んだりスポーツをしたりしていた。小学生の孫3人を連れ、下諏訪町の赤砂崎公園を訪れた岡谷市の70代男性は「子どもたちはずっと家にいて窮屈な思いをしている。短い時間でも公園で遊んでリフレッシュしてほしい」と話した。利用者の中には公園の人の多さに驚き、不安に思う声も。同市内から岡谷湖畔公園を訪れた小学5年生の男子児童は「人が多くてびっくり。感染が心配になった」と胸の内を明かした。

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