南アで読書を こもれび山荘に図書館開設

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こもれび山荘に開設した山の図書館

こもれび山荘に開設した山の図書館

伊那市伊那図書館は25日、南アルプス北沢峠のこもれび山荘(標高2036メートル)に「山の図書館」を開設した。「信州 山の日」(24日)に合わせ、本に触れる新たな機会を設けよう―と初めて企画。同館職員が山岳に関する図書55冊を図書館から運び、山荘内の本棚に並べた。山での余暇の楽しみとして、利用者が自由に読むことができる。

山の図書館開設は、「信州 山の日」や今年から国民の祝日に制定される8月11日の「山の日」に合わせて実施。同10日に、中央アルプス将棊頭山の西駒山荘(標高2685メートル)でも開設し、図書や雑誌約70冊を並べる予定だ。

こもれび山荘では、同館職員6人が車で図書や雑誌約70冊を運び入れた。竹元直亮(なおあき)支配人(43)と話し合いながら、登山に関するガイドブックや新田次郎の著作をはじめとする小説、南・中央アの山脈を写した写真集など幅広いジャンルで選んだ。山荘内にある3段の木製棚に設置した。

同館は本の更新や追加を検討しており、相談を受けた竹元支配人は「山と文化、山岳に関する文学といった図書館ならではの特色を出していくといいのでは」と分野を絞り、特化していくことを提案。今後の参考とした。

竹元支配人は「本の中により近い環境で読むと熱も入りやすい。山は昔から若者の思索の場となってきた。当時の人が山で考えたことを、本から感じてほしい」と話した。

酒井淳一館長は「これからも山荘と連絡を取り合いながら、山の図書館を充実させていきたい」とした。

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