ジョウビタキ 諏訪市尾玉町の民家軒下で繁殖

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北方から訪れる渡り鳥で、晩秋の季語にもなっているジョウビタキが、諏訪市尾玉町の民家の軒下で繁殖した。一般的には日本には10月下旬ごろから翌年4月下旬ごろまで滞在し、中国東北部やロシアなどで繁殖する。同町内では昨年初めて繁殖を確認しているが、まだ事例は少ない。尾玉生まれのひなは6羽。親鳥が今、頻繁に餌を運んでいる。

ジョウビタキが巣作りしたのは、報道写真家の石川文洋さん宅の裏。3月下旬、夫人の桂子さんが作業机に置いたざるの中に鳥の巣らしきものを見つけた。周辺は森林と里山の要素を合わせ持つ小鳥の生息地。石川家の前庭にも1年を通して数多くの野鳥が“同居”するが、意外な場所での巣作りには驚いたという。

できるだけ邪魔にならないようそっと観察を続け、4月6日に卵を確認、21日にはひなが誕生していた。この間、近所に住む日本野鳥の会諏訪支部顧問の篠崎知明さんに、鳥の種類や特徴を教えてもらった。

ジョウビタキが国内で初めて繁殖したのは北海道。10年前には富士見町の山林で2例目が確認されている。諏訪地方では近年、霧ケ峰高原にある別荘のポストやフードなどでも巣作りをしていた。「日本での繁殖事例が少しずつ増え、極めて人の暮らしの近い所で巣作りするのが特徴」という。

篠崎さんは「石川さん宅で野鳥として静かに見守ってもらい、元気に成長してうれしい。状況から、間もなく巣立っていくと思う」と話している。

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