2020年5月4日付

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例年より1週間から10日ほど早めながら桜は花開き、心癒やしてくれた。動植物にとんと疎い身のため誤っていたらご容赦願いたいのだが、これから巣作りや子育てに励むだろうツバメらしき姿も見掛けた。日々をたくましく営んでいる自然の光景に、これほどほっとさせられた春はなかったと感じる▼毎日を懸命に生きる姿勢はわれわれ人間も負けていない。品薄が続くマスクを手作りしたり、マスクを切実に必要としている人に贈るために地域から募ったりする活動が相次いでいる。飲食店の持ち帰りなどの料理をチラシやホームページで紹介する取り組みも共感を覚える▼画家の原田泰治さんは自身の公式ウェブサイトで、47都道府県の「日本のふる里」を描いた自作を47日かけて日替わりで公開している。「こんな時にこそ、ため込んできたアイデアをみんなが出し合い、家庭の中で楽しめばいい」―。原田さんは思いを語っている▼大型店の駐車場で飲食店が1日4店ほどずつ弁当などを販売する企画を知り、ささやかではあるけれど応援になればと行ってみた。どうせならと、その日出店していた全店の弁当やおかずを購入してみたら、どれも一味違うプロの仕事と感動ものだった▼現在の事態が、今まで触れる機会のなかったことを知るきっかけになれば、人々の暮らしはより心豊かになっていくだろう。われわれ全員、お互いにエールを送ろう。

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