2020年5月6日付

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知人から送られてきたメールには、大型連休中に自宅の庭につくったという花壇の写真が添えられていた。1坪ほどの広さだが、花の背丈を計算して配置した工夫がうかがえ、満足している様子が感じられた▼家族4人で3日かけて仕上げたという。考えてみたら、家族全員がそろい同じ時間をともにしたのは久しぶり―と彼。中学2年生の長男、小学校5年の次男は普段、それぞれ塾や部活、スポーツクラブと忙しく、週末も練習や大会。コロナ禍による外出自粛が、皮肉にも家族の時間をつくってくれたと苦笑いしていた▼人影まばらな観光地や行楽地。例年だと観光客らの声が響く駒ケ根市の駒ケ根高原もこの連休はひっそりとし、道路の真ん中でサルの親子がのんびりと毛づくろいをしていた。いつもと違う大型連休。自然に目をやると、花から新緑へ、季節だけはいつものように移ろっていく▼地方は自然や住宅事情に恵まれているため、知人のように自宅で過ごしながらも、花壇や家庭菜園づくりに精を出したり、バーベキューや散歩などで休日を楽しめた人も多いのでは。この際にと、大掃除に汗を流したという話も聞いた▼緊急事態宣言の期間が延長され、連休明けでも休校やテレワークで自宅に留まる人は多いだろう。「新しい生活様式」も示された。今回のコロナ禍は、仕事や暮らし方の価値観、優先順位にどんな変化をもたらすのだろう。

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