いい米でいい酒を 伊那の横山維者舎が田植え

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酒米「美山錦」の田植えを背景に昨年醸造した清酒「信濃錦 維者舎」を掲げる会員

伊那市横山の住民有志でつくる「横山維者舎」は5日、地区内の水田で酒米「美山錦」の苗を植えた。清酒「信濃錦」蔵元の宮島酒店(同市)と手を結び、純米吟醸酒を製造する取り組みの2年目。会員15人が水田3枚、約35アールに苗を植えた。

横山維者舎は里山や登山道の整備、地域の活性化に取り組む組織。作業終了後に飲む機会が多く、宴席で出た「どうせ飲むなら自分たちで酒米を育ててみてはどうか」の話をきっかけに米作りが始まった。昨年は地区内の水田計29アールに作付け。1920キロを収穫後、宮島酒店で醸造し、製品は一般にも販売した。

今年は昨年より収量を増やそうと水田面積を拡大。機械植えをした後、会員が手直しした。減農薬栽培を実践し、今後水田内の除草は会員が手作業で行う計画だ。小林雅生事務局長(53)は「昨年醸造した日本酒は、香り高く品のある味わいで期待以上の出来栄えだった。今年もみんなで協力し、いい米、いい酒を目指したい」と意気込んだ。

組織名の維者舎は方言の「いじゃやい(行こうよ)」から名付けた。中村静男代表(73)は「会員の労力は増えるかもしれないが、栽培には手間を惜しまず将来的には無農薬の米で酒を造りたい」と望んだ。

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