2020年5月10日付

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県庁の中を歩いていると、そこかしこに消毒用アルコールが置いてあるので、せっせと手指にすり込んでいる。すると指先が荒れて仕方がないので、のべつハンドクリームを塗り込むはめになっている▼先日、健康診断のために訪れた病院も当然、感染防止には相当に気を使っていた。職員の一人は、おそらく手作りと思われる袋に消毒液を入れ、肩から下げて常に持ち歩き、あちこちを拭いて歩いていた。もちろん玄関にはアルコール消毒液が置いてある▼健康診断が採血まで進んで、針を刺す腕をアルコール消毒をする際に「アレルギーはありませんか」と尋ねられ、あれっと思った。こちらは病院に入ったところで、すでにしっかりアルコールを使ってしまっているのだ。胃カメラを飲むための麻酔の注射の際も同じように聞かれた。今になって聞かれても、と少々釈然としない▼もちろん採血前の確認は、あくまでも念を押す意味でしていることで、アレルギーのある人は事前に申し出るのだろう。それはともかく、アルコールのアレルギーでつらい思いをしている人がいることにも、今さらながら思い至った。健康診断でも献血でも、いつも質問されていることだというのに▼病院なら念のためにと配慮もしてもらえるが、あちこちで当然のようにアルコール消毒を求められるこのごろは、困惑しているアレルギー持ちの人も多いのではないだろうか。

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