ミヤマシジミの食草 守る会が整備作業

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鳩吹公園の斜面に植わるミヤマシジミの食草コマツナギの刈り込み作業をする「守る会」の中村新一代表

伊那市横山の鳩吹公園周辺に生息する絶滅危惧種のチョウ「ミヤマシジミ」を保護する「ミヤマシジミを守る会」は11日、公園周辺で育てている幼虫の食草コマツナギの刈り込みと除草作業を行った。食草の成長を促す目的。同会の中村新一代表(79)=横山=が1株ごと鎌で刈り込んで周辺も整備した。

横山地区では2010年にミヤマシジミを確認。その後同会を発足し、公園周辺や民家の庭先などにコマツナギを植えてチョウの繁殖を手助けしている。横山では1シーズンに約3回、ふ化と産卵を繰り返し、春は越冬した卵から幼虫、サナギを経て例年5月25日ごろ、シーズン最初の羽化が見られるという。

同会は公園横の斜面に食草35株を定植。刈り込み作業をはじめ、成長を妨げるカヤやイタドリなど草丈の高い植物の除草を行う。このほか、今年は中村さんが自宅で育てているコマツナギの苗200株を地区内に植える予定だ。

中村さんは「保護活動のかいあって次第に個体数が増えている。次代を担う子どもたちに良好な自然環境を残しながら、将来は横山が『ミヤマシジミの里』になるよう努めたい」と話した。今のところ日程は未定だが「成虫が飛び交う時期に観察会を開きたい」という。

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