車山肩に防鹿電気柵 今年は400m延長

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高山植物をニホンジカの食害から守る防鹿電気柵の設置作業を進める関係者=諏訪市郊外の車山肩

霧ケ峰にかかわる42団体で構成する霧ヶ峰自然環境保全協議会は11日、ニッコウキスゲなどの高山植物をニホンジカの食害から守るための電気柵の設置作業を諏訪市郊外の霧ケ峰の車山肩地区で行った。今年は柵の延長をこれまでよりも0・4キロ延ばし、約2・5キロとした。新型コロナウイルス感染拡大防止のため作業ボランティアは募集せず、参加者を例年よりも10人ほど減らして35人で実施した。

電気柵の設置場所では毎年ニッコウキスゲの開花が見られ、食害の防止効果が確認されている。優占種のニッコウザサの刈り取り効果もあり、近年は花の密度が高まっている。県は現在、県外からの観光客の呼び込みを抑える取り組みを進めているが、高山植物の保護や新型コロナウイルス終息後の観光に備える意味も込めて作業をした。県職員や地権者らが参加した。

柵は一部を除き、長さ1・5メートルの支柱を約5メートル間隔で立て、通電線を4段に張った。今年度延長した0・4キロは、同地区西側のビーナスライン沿いに新設した。一部は支柱が短く、線の段数を減らした電気柵とし、観光客の写真撮影に配慮する。同局環境課の是永剛課長は「観光の自粛解除がいつになるか分からないが、訪れた人に花を楽しんでもらえる環境は維持しておきたい」と話した。

霧ケ峰の高山植物をニホンジカから守る柵は園地、車山、富士見台、八島湿原に設ける電気柵10・5キロ、鋼鉄柵4キロ合わせて14・5キロとなる。

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