オンライン授業開始 安堵も今後に不安

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茅野市内の寮でオンライン授業を受ける学生

公立諏訪東京理科大学(茅野市豊平)は、新型コロナウイルスの感染防止対策として、通常の講義に替えてインターネットを使った「オンライン授業」を始めた。約1カ月遅れの授業開始に安堵(あんど)する学生がいる一方、不安な気持ちを抱えて自宅や下宿先で1人授業を受ける学生もいる。

授業は、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を導入して11日から始まった。実験なども授業内容を工夫し、9月末までの前期授業期間は密集、密接、密閉を避け、約9割の授業をオンラインで行う。オンラインでは難しい卒業研究などは、今後の情勢を踏まえて近日中に判断する。同大によると、学生から数件問い合わせがあったが、大きなトラブルはなく順調に進んでいるという。

茅野市内に下宿する工学部3年の三浦愛さん(20)は、「質問の際に授業中だと挙手しづらいが、オンライン授業だとチャット機能が使えるので気が楽」とし、「周囲を気にせず1人で受けられるので、より集中して授業に取り組めている」と語った。

安曇野市の実家で暮らす同学部3年の三澤里花さん(21)は、「ある授業では回線が不調で、先生の話が聞き取りづらいことがあった」と話す。「今後の先行きが見えないので、来年の就職活動が今一番不安で焦りもある。今だからできることが必ずあると信じて、勉強に取り組みたい」と言い聞かせるように語った。

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