2020年5月18日付

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「このお菓子がいつまでも売れているようでは困る。早く売れなくなってほしい」。こう話したのは、疫病退散の願いを込め、上生菓子で妖怪「アマビエ」を作った菓子店の赤羽政治店主。誠実な人柄ににじむやるせなさが感じられ、ほのぼのするやら切ないやら▼ありとあらゆる人々が新型コロナウイルスと向き合う日々はまだ続く。そうした中、本紙が掲載したさまざまな立場の人の印象深い言葉を改めて紹介したい▼「部活動を行うにあたって、目標は大会で勝利することかもしれませんが、目的は人間力を磨くことだと考えます」。県中学総体の中止を決めた県中体連の竹村昭浩会長のコメントが、落胆ぶりは計り知れない生徒の励ましになればと願わずにはいられない▼「地域経済や観光振興などの回復局面ではフル回転で運行ができることを願う」。諏訪広域連合長の金子ゆかり諏訪市長は、特急あずさの本数が28日から減ることに、新型コロナ感染拡大で移動の自粛が求められ、利用者が減少していることを受けた減便に理解を示した▼いつもの年と取り巻く状況は一変したが、今年も春は新生活スタートの季節であることに変わりない。古材再利用などを手掛ける会社で働き始めた岸本優芽さんは、古道具や古材を「かわいく便利に使い続けられることを自分の言葉で説明したい」。コロナ禍にあっても、新人たちが胸にする希望は輝きを放つ。

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