キャッシュカード詐欺 8割は電話中や直後回収

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キャッシュカードや通帳をだまし取られた特殊詐欺被害が県内で1~4月に35件あり、そのうち約8割で、詐欺グループから被害者の自宅に電話がかかってきている最中や電話が切れて間もなく「受け子」といわれる回収役がカードを取りに家を訪れていたことが、県警の調べで分かった。最初の電話から回収までに電話を長引かせ、被害者に家族や警察に相談する隙を与えない狙いがあるとみられる。

この手口では、警察官や家電量販店の店員をかたって「キャッシュカードが不正利用されている」などと言葉巧みに電話。回収までに電話をたびたびかけたり、長電話したりして被害者が詐欺に気付かないようにし、家に現れた受け子がカードをだまし取る。最初の電話から回収までの時間は平均で約2時間だった。

電話を長引かせて、受け子が被害者宅に向かう時間を稼いでいるという。その間、電話をかける「かけ子」が、警察官のほかに役所職員や金融機関職員など複数入れ替わるケースがあり、複数の人物が電話に出たのは35件のうち半数以上に上った。

県警生活安全企画課は対策として、普段から留守番電話設定にするように求めているほか、「警察官や金融機関職員がキャッシュカードを受け取りに行くことはない。詐欺の事例を把握して、長電話などがあったら詐欺を疑ってほしい」と呼び掛けている。

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