オンラインで写経や座禅 原村の深叢寺

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オンライン上の参加者に向けて座禅を指導する深叢寺の須藤行雄住職

「それでは座禅を始めさせていただきます」―。原村中新田にある深叢寺の須藤行雄住職(47)はパソコン画面の参加者に向かって呼び掛けた。須藤住職が手に持った鐘を4回ゆっくり鳴らすと、参加者は30分間、目を閉じて座禅の時間を過ごした。

深叢寺では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、須藤住職と妻の陽子さんが主宰する「月の会」の活動ができなくなっていた。同会は4年ほど前に、忙しい日常の中で自分に向き合う時間を持ってほしいと開始。座禅と写経、ヨガを本堂で行ってきた。

活動を自粛していたところ、「座禅をできないか」と問い合わせがあった。「こういうときだからこそ、自分と向き合う静かな時間が求められている」と実感したという。陽子さんは友人の母親たちが開く「オンラインお茶会」に参加していたことから、オンラインを使った月の会を思いついた。今月2日に初の「オンライン写経」が実現し、4人が参加した。

7日朝は初の「オンライン座禅」。近隣を中心に5人が参加し、ネットを介して同じ時間に各地で座禅に励んだ。30分後、須藤住職は「家にいる貴重な時間を座禅に少し取ってもらい、眼を内面に向け、正しい眼で捉え、行動してほしい」と呼び掛けた。

オンラインでの座禅を終え、須藤住職は「やりにくさはあったが、パソコンを通して参加者の表情が見えたので(録画よりは)話しやすいと思った。こうした状況下で座禅を体験してもらえてよかった」と話した。陽子さんは「オンラインは多忙で来ることができない人や遠くの人ともつながることができる」と、プラスの面も指摘した。

7日は、1年ほど前まで諏訪市に住んでいた福島伸子さん(51)=埼玉県=も参加した。「皆さんと同じ時間に同じことをしていると実感できた」と満足していた。

月の会は今後もオンラインでの座禅、写経を定期的に開いていく予定。オンラインでのヨガも検討している。問い合わせは月の会(電話0266・79・6298)へ。

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