校舎に戻る明るい声 上伊那で学校再開

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学校が再開され、元気に登校する宮田小学校の児童たち

新型コロナウイルス感染防止のため4月10日から臨時休校が続いた上伊那地方の小中学校の先陣を切って18日、飯島町、宮田村の全5校が再開した。一部組合立を含む8市町村の全校が27日までに通常授業を再開する見通しで、子どもたちが日常を徐々に取り戻す新たな段階を迎えた。

久々に全校児童の明るい声が戻った宮田村宮田小学校。5日間の分散登校を終え、学校生活に慣れるため、20日までは4時限授業に短縮する。

学級では机の間隔を空けて学習。6年生の一人は「家では静かだけど、学校だとみんなが意見を言い合いながら授業をやるので、にぎやかで頭に入りやすい」と話した。

休み時間が始まると、多くの児童が校庭へと集まった。ボールで遊んだり、一輪車に乗ったりと思い思いの時間を過ごした。ある1年生は「お友達が増えてうれしい。学校はみんなと一緒に遊んだり、楽しいことがいっぱいある」と友達と夢中で遊んでいた。

「みんなの元気な顔を見るのが一番」と小澤徳夫校長。学校や給食の再開に安堵(あんど)する家庭も多いという。分散登校では簡易給食を用意したが、18日から本格的な給食を提供した。

大型連休明けから学級を二つに分けて分散登校を実施していた飯島町飯島中学校でも、久しぶりに全校がそろって登校。休校していた課程を取り戻すために同校では、1時限50分で6時限行っていた1日の授業を40分で7時限に変更する対応を開始した。

高校受験など進路選択を控える3年生も各学級で熱心に授業を受けた。女子生徒の一人は「中学校生活最後の年なのに、1カ月余り何もできなかったのは残念。休校中も自宅で学習したが学校の授業とはやはり違う。受験に向けて少し不安もあるので、授業の中でできる限り理解できるように集中したい」と話した。

部活動は25日から1時間程度に限って再開するが、県中学総体が中止となるなどモチベーションの持ち方に課題も多い。団体球技の部活動で部長を務める男子は「1年生も入部できないなど新学年になってほとんど何もできていない。3年間続けてきた集大成がしっかりとできなくて悔しい」と唇をかみしめつつ、「チームでできる時間を大切にしたい」と前を向いた。

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