高齢者のお手伝い 辰野タクシーが支援事業

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「タクシー便利屋」をスタートした辰野タクシー

辰野町下辰野の辰野タクシー(飯澤和也社長)は20日、高齢者や障がい者を主な対象とする生活支援事業「タクシー便利屋」を始めた。依頼者の希望に応じて、買い物や公共料金の支払いなどの外出用件を代行する取り組み。地域住民の足の役割を担ってきたタクシー業務に新たな付加価値を加え、高齢化社会に対応する細やかなサービス展開を図っていく。

同社では、新型コロナウイルス感染拡大による需要低迷などで、3~4月のタクシー業務実績が例年比60~70%減少して大きな打撃を受けた。苦境の中で、高齢者の顧客からは外出自粛で用事がスムーズに済ませられず困っているとの声が多く聞かれたため、これら実情に沿う支援策と自社の状況打開策を合わせて便利屋サービスを企画。長野運輸支局へ事業を届け出た。

サービス内容は、代行に要した距離を料金換算する「便利屋」(医療機関の診察の順番取り、荷物や手紙の届け物、公共料金支払いなど)、代行業務の時間で清算する「生活支援」(買い物、薬の受け取り、小作業の手伝いなど)に分類して受け付ける。

運転免許の返納や身体的理由などで移動手段が限られる人を各種代行で支えるほか、依頼者を車両に乗せる場合を除き料金メーターを使わないことも利点。たとえばドライバーが買い物を代行する時間中もメーターは作動せず、依頼者には購入費用と手数料以外の料金負担は生じない。

宅配も継続。国の貨物輸送特別許可の延長を受け、9月末まで単独事業で担う。各サービスとも、町内および近隣市町村を含む範囲で活動する。

飯澤社長は「貨客併用など多様なサービスが検討される時代。細かな依頼に応えながら地域のニーズを把握し、メニュー拡充を図っていきたい」と話している。

料金は、便利屋サービスが依頼者宅―業務先間5キロ以内で1000円、それ以上の距離は時間換算。生活支援サービスが30分以内1500円、30分超過ごと500円。宅配サービスが町内1回500円。問い合わせは辰野タクシー(電話0266・41・5759)へ。

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