獅子頭で疫病退散 小学生へ工作キット

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獅子頭の工作キットを渡す田楽座のメンバー

疫病退散を願って、伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」が、市内15小学校の4~6年生を中心とした児童に、獅子頭の工作キット1900セットを贈った。新型コロナウイルスの感染拡大による休校が続く中、自宅で豊かな時間を過ごしてもらおうと計画。21日は地元の富県小を訪れてキットを届け、獅子舞や太鼓の披露もして子どもたちを元気づけた。

同劇団は新型コロナの感染拡大を防ぐため、3月から舞台公演をはじめ、オリジナルの工作キットを使った小学生向けのワークショップを中止している。こうした中、市内の小学生に自宅で楽しんでほしいと、獅子頭の工作キットを贈ることにした。

紙製で、組み立てた大きさは縦横、高さいずれも10センチほど。これまでに太鼓指導や区民ハイキングで交流のあった富県小には全員分を届けた。

この日は、臨時登校で集まった全校児童約110人を前に、劇団のメンバー5人が出演してステージを繰り広げた。太鼓や笛に合わせて獅子が激しく舞ったり、歯を打ち鳴らしたり。今の状況を反映してマスクを着けたひょっとこも登場し、ユーモアあふれる動きで会場を沸かせた。

中山洋介代表(43)はあいさつで、「獅子は顎を動かしてかむことで周りの厄を追い払うとされている。作った獅子頭で身近な人をかんで」と呼び掛けた。

児童を代表して、プレゼントを受け取った児童会長の篭田心優(こころ)さん(11)は「獅子舞や太鼓、笛が心に響いた」と感謝。学校再開に期待を膨らませ、「手洗いやうがいなどの感染予防をし、みんなにも呼び掛けていきたい」と話していた。

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