小松精機工作所がフェースシールド寄贈

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金子市長にフェースシールドを手渡す小松精機工作所の小松社長と笹井さん、小松専務

精密機械部品製造の小松精機工作所(諏訪市四賀)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててもらおうと、自社で製造したフェースシールド660個を諏訪市に寄贈した。贈呈式が市役所であり、同社の小松滋社長が金子ゆかり市長に手渡した。このうち300個は6月から再開する小中学校の授業で教職員が活用し、残りは感染拡大の第2波や災害時の避難所運営などに備えて備蓄する。

同社は2018年に大阪大学(大阪府)で行われた医工連携の次世代内視鏡治療学共同研究講座に参加。同大から「フェースシールドの不足が地方でも懸念される」との指摘を受け、今年3月から生産に向けた準備を進めてきた。

フェースシールドは、フレーム部分がプラスチック製の部品とステンレス製のワイヤからなり、シールドにクリアファイルやラミネートフィルムを代用できる。同社は3Dプリンターでフレーム全部を製造するのではなく、ワイヤを採用して生産性を飛躍的に向上。1日4個だった生産量を40個に拡大させた。

贈呈式で、小松社長は「教育を早く再開してほしいという思いでお届けした」とあいさつ。小島雅則教育長は「子どもたちが向かい合ってグループ学習ができます」と感謝した。金子市長が「いい教材になりますね」と語ると、同社の小松隆史専務(研究開発部長)が「工作の授業に役立ててほしい」と期待した。

フェースシールドの組み立てを担当する入社1年目の笹井唯衣さん(20)=諏訪市城南=は「入社したばかりで地域に貢献できてうれしい。子どもたちが学校で元気に過ごしてもらえたら」と目を細めた。

同社は諏訪市歯科医師会にもフェースシールドを150個寄贈している。

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