2020年05月24日付

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県庁で開かれる会議を取材すると、このごろはほとんどがどこか離れた会場とオンラインでつながっているようになった。部局長会議は以前から各地域振興局や東京、大阪の県事務所が参加するテレビ会議を行っているが、最近は大学の研究室や他県の県庁の会議室も画面に現れる。新型コロナウイルス感染拡大で変化した風景の一つだ▼出席者の多いとある会議では、県庁にいる複数の出席者の一人が発言を求めると職員が席までノートパソコンを運び、発言者がパソコンの画面に向かって話し掛けることを繰り返していた。同じ会場にも何人も出席者がいるのに話す相手が画面なので、不思議な感じがした▼オンラインの会議では発言の順番を守らずに勝手に話し出すと声が重なって混乱するため、進行役の指名を受けてから話し始めて、話し終わったら雑音防止のためにマイクを切るのがマナーのようだ▼だから、顔を合わせての会議と違って、相づちを打っても聞こえないし、その場の空気を感じながら言葉を選ぶことや、テンポの良い言葉のキャッチボールのような会話は難しそうだ。もしオンラインで漫才をしたら、ぎくしゃくして面白くないかもしれない▼一方で、発言がその場の空気に左右されにくいので、声の大きな人に会議の流れが引っ張られることが少ないとも感じる。こうした知見は感染症の状況が落ち着いてからも生かしていきたい。

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