災害時の避難行動 辰野町が指針を住民へ周知

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辰野町は、新型コロナウイルス感染防止の観点による災害時の対策および避難行動の指針を設け、住民への呼び掛けを始めた。自らの命を守ることを大前提に、感染を気にして避難をためらうことがないように―との考え方を示したほか、避難所で「3密」(密閉・密集・密接)を避け、感染リスクを抑える行動にも協力を求めている。今後感染防止をテーマにした避難所設置のシミュレーションも行い、対策充実を図っていく。

大規模災害の発生時、住民が適切な感染防止策や安全行動を取れるよう指針を設定した。県中部を震源とする地震が頻発し、出水期も迫っていることから、取り急ぎ町公式ホームページに文面を掲載して注意を喚起。町広報誌や回覧板も用いて周知する予定。

指針では、まず「日頃の手洗いや体調管理などの予防対策が、避難時の集団感染の抑制につながる」と定義。その上で災害への各自の備えとして、町でも3000セットをあっせん販売した非常用持ち出し品を推奨し、感染症対策のマスクや体温計、固形せっけん、アルコール消毒液などをそろえておくよう付記した。

災害時の行動では▽熱など風邪の症状があっても避難をためらわない▽せきエチケットや可能な限りの手洗いで感染予防する▽避難者同士で声を掛け合い、十分な換気や適当な距離をとっての生活を実践する―などの対応手段を説明。体調不良者の処置や過密防止の課題面では、避難所の責任者や町職員が専用スペースの確保、近隣施設への分散配置といった対策を講じる。

町総務課危機管理係は「国の緊急事態宣言は解除されたが依然として感染リスクは高く、自然災害への事前対応を怠ってはならない。特に避難所の感染防止策は住民の協力が不可欠となるため、対応についてきちんと周知したい」としている。

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