古着排出少し我慢を 諏訪市が自粛呼び掛け

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山積みの古着。通常1カ月分の量が1週間で集まったという=22日、諏訪市湖南の南信美装

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で輸出入が制限され、外国で再利用するために国内で回収した古着の行き場がなくなっている。流通が再開する見通しは立っておらず、古着はたまり続ける一方だ。諏訪市生活環境課は「しばらくの間、家庭で保管してほしい」と古着の排出自粛を呼び掛けている。

「事業者間で協力してストックしています。世界的に収束のめどが立たないと流通は再開しない」。諏訪市内のごみステーションや直接持ち込み場所に出された古着を扱う南信美装(同市湖南)の上原国昭事業本部長はこう語り、古着の流通が止まっている現状に理解を求めた。

古着は同社から国内のリサイクルメーカーを通じて輸出され、アジアで分別された後、世界各国で衣類として再利用される。しかし3月末から4月にかけて流通がストップ。民間業者の受け入れ停止や外出自粛で各世帯の片付けが進んだことから、大型連休後に古着の排出が急増。通常だと月2~3トンの回収量が増加しているという。

これから梅雨入りし、保管している古着にカビが生えると、輸出して再利用することができなくなるという。市生活環境課の樫尾政行課長は「輸出入が再開するまでの間、家庭で保管するなど、古着の排出は少し我慢していただければ」と訴えている。

同市では、ごみ処理関連施設への直接持ち込みの自粛も求めている。施設で感染者が出ると業務を一時期停止する必要が生じるためで、可燃ごみや資源物は各地区のごみステーションに出すよう呼び掛けている。

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