遊歩道が完成 飯島町の傘山登山口町民の森

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100年に及ぶヒノキの美林が広がる町民の森に遊歩道が完成し、案内看板を設置する協議会のメンバー

飯島町飯島の傘山登山口の町民の森が住民有志の手で再整備され、延長1・4キロに及ぶ遊歩道が完成した。25日には事業に取り組む「町民の森整備利用推進協議会」のメンバーら約10人が園内に案内看板を設置。約1世紀前の先人が造林したヒノキの美林を憩いの森として後世に伝えていこうと、思いを新たにした。

協議会は町営業部自然部会、南駒里山クラブ、いいじま山を楽しむ会、いいじま森の会の地元4団体で構成。2018年度から県の森林税を活用した町民の森の再生事業に着手し、遊歩道や展望台、水場などを新たに整備して標高1050メートル付近に広がる園内を散策できるようにした。

清らかな水が湧き出し、池の平と呼ばれるこの一帯は、大正時代末期から造林が行われてきた。1977年に町合併20周年記念として、その足跡を記した記念碑などが建てられ町民の森と命名された。

6月下旬にはコアジサイの群生が楽しめるなど、四季折々の自然に触れられるといい、案内看板では写真と地図を使って遊歩道沿いの見どころを紹介。同協議会は今年度園内の植物を網羅したガイドブックの発行も計画し、広く町民の森の魅力を伝えていく考えだ。

天候や新型コロナウイルス感染防止のため当初予定していた完成披露のイベントは取りやめになり、今回の案内看板設置が再整備事業の一区切りとなる。田島好美会長(71)は「90段余に達した階段の造作など作業は苦労した部分もあったが、町民の森の存在を知ってもらい利用してもらえれば」と目を細めた。

町民の森につながる林道は7月初旬から9月末まで改良工事のため通行止めとなるが、町は休日について徒歩でのみ通行を可能にする予定。町民の森に関する問い合わせは町営業部自然部会事務局の町地域創造課(電話0265・86・3111)へ。

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