3密避け分散登校 上伊那の高校で授業再開

LINEで送る
Pocket

左右前後の間隔を空けて座り、久しぶりの授業を受ける生徒

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休校していた上伊那地方の県立高校8校と伊那西高校(伊那市)は25日、3密(密閉、密集、密接)を避けた分散登校による授業を再開した。本格的な授業実施は1カ月半ぶり。伊那弥生ケ丘(同市)は2年生が各学級2グループに分かれ、午前と午後に授業を受けた。生徒たちは「1人で勉強するより、級友と一緒に受ける授業の方が集中できる」と教室での学習を喜んだ。

通常の学校生活が始まる前に再び休校となった同校は、この日が今年度の初授業。間隔を空けて座った生徒たちは「久しぶりの授業。少し復習しよう」との教員の呼び掛けに応え、真剣な表情で55分授業に臨んだ。「先生の生の声で説明を聞くと頭に入りやすい」と2年の藤澤愛子さん。数学科の沢田義光教諭は「教室での授業は生徒の表情から理解度を読み取り、授業を進めることができる」と久々の対面授業を振り返った。

同校は授業の合間、次の授業の準備をしつつ、友人との会話に笑顔をこぼす生徒の姿があちらこちらで見られた。校門で登校する生徒を出迎えた平澤裕二校長は「生徒たちからあいさつが返ってくる。いいですね」と活気が戻りつつある校内に喜びを感じていた。

県立8校は22日までを休校とする県教育委員会の方針に沿い、学習支援やガイダンスに充てる分散登校を16日または18日から始め、授業再開に向けて準備してきた。25日から学科や学年、学級ごとに登校したほか、1学級を二つに分けてそれぞれ午前と午後に登校した。伊那西は6月6日まで分散登校と半日授業を続ける予定。

伊那北、伊那弥生ケ丘、上伊那農業の3校は25日朝、JR飯田線を利用する通学生の乗車時間が重ならないように各校で利用列車をずらす感染予防対策も講じた。

おすすめ情報

PAGE TOP