包装材「経木」利活用で脱プラ推進 伊那市 

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地元産アカマツから削り出された「経木」

伊那市は、木を薄く削って作る伝統的な包装材「経木(きょうぎ)」の普及促進に向け、市内の飲食店約550店にサンプルの経木1枚を無料配布する。地球規模の課題となっている脱プラスチック、二酸化炭素(CO2)削減に向けた取り組みの一環で、各店で試してもらい、料理やテークアウト(持ち帰り)への利活用につなげたい考えだ。

経木は主に食品の包装に用いられる。木製品の製造、販売を手掛ける「やまとわ」(同市)が地元産のアカマツを使った経木の商品化に乗り出し、1月から販売を開始した。市は地域産材の新たな活用や脱プラスチックにつながる取り組みとして積極的に後押ししている。

経木は縦15センチ、横50センチ、厚さ0・18ミリ。生木から1枚ずつ丁寧に削り出される。自然にやさしい素材で、通気性、吸水性に富み、アカマツの優れた抗菌作用により腐敗の抑制効果があると言われているほか、木の香りが食材のうま味を引き立てるという。食材の仕切りや包み、敷物など使い方は自由。価格の目安は1枚15~25円(注文枚数により異なる)。注文は100枚単位となる。

サンプルの配布と合わせてアンケートを実施し、今後の取り組みの参考にする。希望により追加のサンプル20枚を無料配布する。

市は「地域産材の有効活用による脱プラ、CO2削減、持続的な豊かさに触れてほしい」と期待。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛で飲食店によるテークアウトの取り組みが活発になる一方、プラスチックごみの増加が懸念されていることから「機能的で自然にやさしい経木はテークアウトにも最適」とPRしている。

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