上伊那広域消防と県警 震災対応の合同訓練

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上伊那広域消防本部と県警本部は28日、合同震災対応訓練を伊那市西町の女性プラザ伊那で行った。地震で倒壊した建物内に負傷者が閉じ込められた想定で救出訓練を実施。解体予定の建物を活用した合同訓練は、南信地方では初めて。相互の連携強化と救助技術の向上を図り、大規模な災害に備えた。

同消防本部の特別救助隊や救助隊、県警の広域緊急援助隊から計54人が参加した。震災によって鉄筋コンクリート2階建ての1階部分が崩壊し、中に負傷者2人が取り残された―と想定。崩壊建物への進入口確保、負傷者の捜索や救出、搬送の訓練を行った。

隊員たちは崩壊した1階へ下りるため、ドリルやハンマーなどで2階の床に穴を開けた。穴からロープを伝って隊員数人が降り、負傷者を捜索。2階にいる隊員と大声で状況を報告しながら、負傷者に見立てた人形を救助用担架で引っ張り上げた。

県警の林則行災害対策室長は「被災した現場では消防署や自衛隊など他の機関と協力する場面が多くある。万が一に備えてさらに連携強化を図りたい」と話した。

同消防本部の原秀一特別救助隊長は「初めての訓練で気付く点も多く、貴重な経験を積む機会となった。経験を生かし、いざというときに迅速に一人でも多くの人を助けたい」と気を引き締めた。

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