新型コロナ対応を報告 岡谷市民病院

LINEで送る
Pocket

岡谷市民病院(岡谷市)を運営する市病院事業は29日に開いた市議会全員協議会で、新型コロナウイルス感染症に対するこれまでの対応を報告した。第2種感染症指定医療機関である同病院でこれまでに受け入れた同感染症入院患者は10~70歳代の8人。いずれもすでに退院、転院しているという。同病院では感染症の「第2波」に備え、より安全に診察や検体採取を行える発熱外来の設置を想定し、準備を進めていく。

同病院は新型コロナウイルスにも対応した感染症病床4床を有する。県が患者の入院先医療機関を公開していないことから、これまで患者の情報を公表してこなかったが、県諏訪保健所管内で新たな感染者が発生していないことや、国による緊急事態宣言が解除されたことなどを考慮し、公表に踏み切った。

報告によると、2月以降、同病院で実施したPCR検査数は123件。このうち4件が陽性だった。初の入院患者受け入れは2月13日。4月に入ってから管内でも感染者が相次いで確認され、一時は感染症病床数を上回る5人が入院した時期もあった。

同病院では病床に隣接する一般病棟の一部を隔離し、病床数を6床増やして対応。転院した1人を含む患者はいずれも病状が回復したといい、5月18日以降入院患者はいない。ただ緊急事態宣言の解除後、再び感染が広がる可能性を懸念しており、第2波を想定した体制を整えることにした。

発熱外来の設置時期は未定だが、岡谷市と下諏訪町が共同で市民病院敷地内に設置し、市医師会と、郡医師会に加盟する同町内の医師、同病院が運営主体となる方針。院外での診察、検体採取に使用する専用のエアーテントやPCR検査機器の購入もする。

病院事業管理者の天野直二院長は「いつどうなるか分からない状況。病院として万全を期すための対策を進めたい」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP