オンライン学習 高校では導入進む 諏訪地方

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パソコン画面を通じて行った諏訪清陵高校のライブ配信の英語の授業=14日、同校図書室

諏訪地方の高校では休校期間中、オンライン授業を導入して学習を進めた。新たなスタイルに可能性を感じた学校側は授業再開後もオンライン学習を継続し、対面授業と並行していく動きも。生徒の理解度向上に役立てていきたい考えのようだ。

諏訪清陵高校(諏訪市)は3月下旬から導入。休校前から県教育委員会が推奨するグーグル社のサービスを利用しており、同サービスについてよく知る教員がいたことも導入の後押しとなった。県のモデル校として、ICT(情報通信技術)活用を支援するクラウドサービスを使用していたため、生徒たちも休校前から教員との間で課題の受け取りや質問のやりとりをした経験を持っていた。休校前からオンライン授業の素地があった。

休校中は課題や動画をオンライン上に転送し、郵送でも課題を配布した。課題を終えた生徒は写真を撮って教員に転送し、評価を受けた。配信した動画は自由に視聴でき、教員にも直接質問できるようにした。質問のやりとりは一部を公開。生徒がつまずきやすい点を共有した。

授業ライブの配信に取り組む英語教諭は「授業の準備の大変さは対面でもオンラインでも変わらないが、生徒に自主的な発言を促すのは難しい」と語った。小口雄策教頭はオンライン授業の課題として「一方通行になってしまいがち。生徒からすると画面を見続けることは疲れてしまうのでは」と振り返った。

授業再開後もオンライン学習を継続する予定。「オンラインの動画で予習してもらい、対面授業で理解を深めるような活用方法を検討したい」とした。

諏訪二葉高校(同市)は5月の大型連休明けからの活用となった。課題の配布や授業動画の視聴が中心で、質問は生徒たちに限定公開するサイトで受け付けた。教員と生徒がテレビ会議システムを使ってコミュニケーションを交わしたクラスもあった。

藤澤由夏教頭は「対面授業だと発言しない学生が質問してくれることもあるようだ」とし、生徒とのコミュニケーションの新たな手段として期待を寄せた。学習面の有効性については「オンライン学習の知識の定着度や理解度はこれから検証したい」と話した。

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