先輩へ感謝の賞状 伊那弥生ケ丘高サッカー部

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2年生が3年生に「最優秀選手賞」の賞状を贈った伊那弥生ケ丘高のサッカー部

伊那弥生ケ丘高校(伊那市)サッカー部の2年生14人は2日、サッカーに携わる高校3年生への賞状を無償で製作、提供しているツイッターアカウント「琥太郎」の力を借り、3年生10人に感謝を示す”最優秀選手賞”を贈った。先輩一人ひとりに「琥太郎」の管理者が用意した賞状を手渡し、自分たちの言葉で感謝を伝えた。

顧問の久保田剛史教諭(43)によると、3年生は個々の意識が高く、1年次からレギュラー入りす選手もいた努力家のチーム。主力となった2年次秋には県4部のリーグ戦で3部昇格を勝ち取り、続く新人戦県大会でベスト16に輝いた。集大成となる今年の高校総体は新人戦以上の結果を目標としていたが、新型コロナウイルスの影響で大会中止が決定した。

多くの3年生が7月末に延期開催を予定する県3部のリーグ戦を新たな区切りに設定。今後も練習を続けると決めたが、最大の目標「高校総体」中止への悔しさは大きい。悲しむ3年生を励まし、感謝の思いを形にして伝えたい―と2年生が立ち上がった。

2年の白鳥翔哉さん(16)が発案。「琥太郎」のアカウント管理者に依頼し、3年生全員分の賞状を用意してもらった。「喜んでもらえるか不安だったが、先輩の喜ぶ声を聞き、やって良かったと思った」と白鳥さん。3年の松田昂大部長(18)は「賞状企画の存在は知っていたが、自分たちがもらえるとは思ってなかったので驚いた。うれしい」と笑顔を見せた。

「琥太郎」は松本市の男性会社員(57)が管理し、県内高校サッカー全試合の結果を速報している。賞状の提供企画は悲しむ3年生部員の心に少しでも寄り添いたいと始めた。部単位での依頼は同校が初。男性は2年生の思いやりある行動に感動し、今回は「最優秀チーム賞」の賞状もサプライズで準備。「先輩への思いを体現する道具として賞状を使ってほしいと考えていた。2年生が企画の趣旨に呼応してくれたことがうれしい」と話した。

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