昭和伊南病院 4月の医業収益赤字計上

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昭和伊南総合病院(駒ケ根市)の4月の医業収益が前年同月を12.8%下回り、約138万円の赤字を計上したことが分かった。患者数の減少が要因で、感染防止を目的にした健診や診察の一部休診や、患者側が感染を避けるために通院を控えたなどの事情があるとみられる。

同病院によると、4月の延べ患者数は外来が8685人で前年同月を17.0%下回り、入院も5409人で10.7%減少した。医業収支は収益が8.2%減った一方、費用は5.2%増加。前年4月は利益率が12.5%で6710万円の医業利益があったが、今年4月は利益率がマイナス0.3%となり、138万円の赤字となった。

同病院では感染拡大の影響で、3月から一部派遣医師による診療が休診になったほか、感染防止のため内視鏡などを使った健診を4月20日から患者数を制限し、同27日からは一時休止に。4月の健診利用者数は492人で前年同月から42.3%減少した。患者が減った一方で、衛生用品の整備などで経費が増加し、収益を上回った。

日本病院会や全日本病院協会、日本医療法人協会の調査によると、新型コロナウイルス感染拡大による医業収益の減少は全国的な傾向。同病院は健診を地域住民を対象に5月11日から一部再開するなどしているが、「治療薬や予防薬が出るまで、第2波、第3波に備え医療環境を整える必要もある。終息が見通せないため、経営への影響は大きい」としている。

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