東京五輪記念書展 下諏訪の吉澤さんが出品

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東京オリンピック・パラリンピック記念書展の作品集を持つ吉澤大淳さん

東京オリンピック・パラリンピック記念書展「日本の自然と書の心-日本の書二〇〇人選」が11日、東京の国立新美術館で開幕し、諏訪地方では唯一、下諏訪町矢木東の書家・吉澤大淳さん(75)が作品を出品する、新型コロナウイルス感染症の影響で開催が延期されていた展覧会。吉澤さんは「日本の伝統文化である書を多くの人に見てもらいたい」と話している。会期は21日まで。

オリンピックはスポーツの祭典であると同時に、文化の祭典「文化オリンピアード」でもあるとの観点から、日本の文化・芸術を国内外に広く発信する文化フェスティバルとして同展を企画。東京2020オリンピック・パラリンピック記念書展実行委員会、文化庁、日本芸術文化振興会が主催する。

会期は当初、4月を予定していたが、国内での新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期が決定。さらに東京五輪の開催延期で東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が共催から降板、共催プロジェクトの「東京2020NIPPONフェスティバル」の中止も決まる中、同展は時間短縮や感染防止対策を行うことで6月開催が決まった。

展覧会出品者は、実行委員会が人選。現代を代表する名だたる書家200人が選ばれた。日展会員・審査員、県書道協会副会長などを務める吉澤さんは、昨年出品依頼を受け、構想から3カ月ほどかけて行草書の大字作品「春波影」(縦140センチ、横52センチ)を完成させたという。

当初の会期が春だったことから、宮城道雄作曲の箏曲「春の海」をイメージして作品を仕上げたという吉澤さん。「中国や韓国など、海外から訪れる多くの人に見てもらい、日本文化を知ってほしかったが、コロナ過で来てもらえないのは残念」としながらも、「多くの人に書の心を伝えることができれば」と話している。

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