気候非常事態宣言 南箕輪村が表明

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気候非常事態宣言を出した南箕輪村の唐木村長(左)と村議会の丸山議長

「世界環境デー」の5日、南箕輪村は地球温暖化対策に取り組む決意を示す「気候非常事態宣言」を出した。唐木一直村長は「2050年に二酸化炭素排出量の実質ゼロの実現を目指す」と表明。再生可能エネルギーへの転換を進めるとともに、住民の環境保全意識を高めるための啓発活動に積極的に取り組んでいく考えを示した。県によると、宣言表明は県内市町村では7番目で、南信地方では初。

宣言では、異常気象や災害の頻発に警鐘を鳴らし、「全国的な少子化の中で、村では(人口の)自然増が続いている。豊かな自然環境を次世代に残していくことは、現代を生きる我々の使命だ」と強調している。

唐木村長は「取り組みの具体化はこれから進める」と述べ、村第5次総合計画後期基本計画(21~25年)を策定する上で施策の具体化を図る考えを示した。その上で、公共施設での再生可能エネルギーへの転換や照明のLED(発光ダイオード)化、電気自動車の導入などを挙げるとともに、「大事なのは村民一人ひとりの意識を高めていくこと」と機運の盛り上げを図る意向を示した。

村は、村議会が3月定例会で宣言を出すよう村に求める決議案を可決したことを重くみて、宣言を表明。丸山豊議長は「宣言を契機に、村民一丸となって地球温暖化という深刻な問題に立ち向かい、ゼロカーボンを目指して突き進みたい」と述べた。

村は今年度中に、村内公共施設での二酸化炭素排出量の削減目標値などを示した第3次村地球温暖化対策実行計画を策定する。

村住民環境課によると、近年は児童数の増加に伴い、子育て支援施設の新築や教室棟の増築などが重なり、公共施設での排出量は増加傾向にある。一方で、民家や事業所での太陽光発電設備の設置状況は順調に推移しているとされる。

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