地産池にドジョウ放流 茅野のプロジェクト

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阿弥陀岳を望む田園地帯に造った地産池に親となるドジョウを放流するメンバー

地域の歴史と関わりのあるドジョウを復活させ、茅野の名物にしようと「玉川山田どじょうプロジェクト」に取り組む茅野市山田区の住民有志が6日、八ケ岳を望む区内の休耕田に半年がかりで造ったビニールハウス付きの地産池に、購入した「マドジョウ」3キロ(約1500匹)を放流した。1週間後にも同量放流する計画で、夢の実現に向けてまた一歩前進した。

池は、地面を幅12メートル、奥行き3メートル、深さ1.2メートルに掘り、コンクリートブロックで3区画に仕切った。水は、今から200年以上前に坂本養川によって開削された大河原堰から引き入れる。一つ目の池で水を温め、真ん中の池でドジョウを育てる。成長とともに三つ目の池も使用する。

毎春、同区が堰(せぎ)元となって、用水路が流れる7地域で堰上げ(掃除)を行い、作業が終わると各区長が山田公民館に集まり慰労会をしている。かつては田んぼのため水にいたドジョウをさかなに「どうじょう祭り」を行ったという。

同プロジェクトのメンバーは50~60代の気心知れた男性9人。ドジョウの特性や飼育方法なども調べ、費用を節約しながらも立派な施設が出来た。放流に先立って神事が行われ、酒と塩でお清めをし、完成を喜び、プロジェクト成功を祈願した。

ドジョウは低カロリー・高たんぱくで、カルシウムやビタミン群が豊富という。池から見える阿弥陀(岳)にちなみ「玉川阿弥陀どじょう」のネーミングも考えた。名物料理としてのほか、子どもたちに楽しんでもらう水族館としての活用も考えている。

守屋浩治代表(66)は「やっとハードができ、これからが本番。失敗もあるかもしれないが、仲間で知恵と動力を出し合いながら進めていきたい」と話している。

問い合わせは事務局の田中隆徳さん(電話080・5109・1084)へ。

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