「無藝荘」一般公開スタート 茅野市蓼科

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無藝荘のいろりを囲んで、火代番の藤森光吉さん(右)の話を聞く地元の家族連れ

茅野市北山の蓼科プール平にある小津安二郎記念館「無藝荘(むげいそう)」が6日、今季の一般公開を始めた。大型連休中に開館予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で2度にわたって延期し、1カ月余り遅れての開館。無藝荘運営委員長の藤森光吉さん=湖東花蒔=ら「火代番(ひじろばん)」がいろり端で来訪者をもてなし、日本映画界の巨匠・小津監督(1903~63年)の蓼科での暮らしぶりなどを伝える。

小津監督が晩年に仕事場や接待の場として使用した片倉家の山荘。生誕100年の2003年に茅野市が現在地に移築保存し、開館した。蓼科観光協会が管理している。

火代番は市内在住の3人で交代で常住する。今年から新たに矢崎崎恵里子さん=北山湯川=が加わった。小津監督と交流があり、開館から2017年まで火代番を務めてきた柳澤徳一さん=同=に勧められたといい、「監督や小津作品のファンが多く訪れる。話の聞き役になって、お客さまに喜ばれたい」と抱負を話していた。

小津監督と、脚本家で盟友の野田高梧が蓼科に残した日記などを参考に、この地での暮らしや創作活動、映画人や地域住民との交友関係、2人が歩いた「小津の散歩道」を紹介する。藤森さんは「初日だったが、思いのほか大勢の来訪があった。夏には蓼科に道の駅が誕生する。だんだんと盛り上がっていけば」と期待を込めた。

11月3日まで土日祝日を中心に開館する(7月23日~9月6日は無休)。開館時間は午前10時~午後4時。入館料100円。問い合わせは蓼科観光協会(電話0266・67・2222)か、藤森さん(同090・2235・6347)へ。

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