「ステイ信州」終了後初の週末 上伊那地方

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徐々ににぎわいが戻ってきた駒ケ根高原の大田切川

新型コロナウイルス感染拡大を受け、遠出の自粛などを呼び掛けていた県の「STAY(ステイ)信州」の期間が終わって初の週末となった6、7日、上伊那地方の観光地は県外客を含む家族連れやカップルらでにぎわいを見せた。観光関係者や観光客からは久しぶりの活気を喜ぶ一方、再び感染が拡大することへの不安の声も聞かれた。

■駒ケ根高原

駒ケ根市の駒ケ根高原では、12施設で構成する早太郎温泉事業協同組合のうち、4施設が営業を再開。観光拠点施設「駒ケ根ファームス」や農畜産物加工販売施設「すずらんハウス」も1日から営業しており、買い物などを楽しみながら周辺を散策する観光客の姿が戻ってきた。

駒ケ根ファームスに事務所を置く駒ケ根観光協会によると、「徐々に客足は戻っているが、地元が中心で、例年に比べるとまだ半分以下」。ただ宿泊施設などは7月以降の予約が入り始めているといい、「感染症対策も定着してきた。ロープウエーの運行再開と合わせ、にぎわいが戻ってほしい」と期待を寄せた。

愛知県から家族4人で訪れた男性(43)は「久しぶりに遠出して、おいしい空気を吸うことができてうれしい。でも感染の再拡大も心配。マスクや消毒などしっかりと対策をして楽しみたい」と話していた。

やはり今月に入り再開した各地のキャンプ場も人気。伊那市の小黒川渓谷キャンプ場や飯島町のいなかの風キャンプ場などは中京や関東からの利用客でにぎわった。今月末まで県内客に限定している中川村の四徳温泉キャンプ場も、29区画すべてが予約で埋まった。

「6月としてはかなり多い状況。キャンプを自粛していた人が、宣言解除を機に出てきているのでは」と、いなかの風の担当者。検温や消毒、「3密」回避の呼び掛けなど感染防止の徹底を図っている。

■みはらしファーム

伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームには6日、県内外の観光客が訪れ、各施設を巡るなどして自粛解除後のレジャーを楽しんだ。管理する公園事務所の北嶋隆事務長によると、来場者数は例年同期比8割減。今後の休日に来場者の増加を期待する。

公園内では羽広温泉みはらしの湯が5日、レストランの「トマトの木」が6日から営業を再開。同温泉の伊東信介支配人によると、再開初日の入湯者数は約100人。「だんだん増えていってもらえたらうれしい」と願う。

農産物直売所「とれたて市場」前の駐車場には、三河、名古屋、相模、諏訪などのナンバーの車が並び、訪れた人たちが特産物を買い求めた。友達と来場した岡谷市の会社員小池喜美世さんは「ある程度、お金を使って回さないと経済が良くならないと思う。このような状況だからこそ、助け合いの気持ちが大事ね」と話していた。

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