「ステイ信州」終了後初の週末 諏訪地方

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県外からの来訪者が少しずつ戻り始めているという諏訪市郊外の霧ケ峰。地元客の姿が目立つという

遠出を避けて生活圏内にとどまり、地域経済の再生を図るよう県が求めた「 STAY (ステイ) 信州」が5月末で終了し、最初の週末となった6、7の両日、諏訪地方の観光地では、県外からの来訪者が少しずつ増えているようにも見えたが、目立つのは県内在住者や地元住民の姿だった。「地元でも訪れたことがない場所がたくさんある。当面は地元旅行を楽しみたい」などといった声が聞かれた。

■本当にありがたい

諏訪市郊外の霧ケ峰の中心地にあるドライブインでは、県内ナンバーの乗用車やオートバイが多かった。串焼きやジャガイモバター、ソフトクリームなどを販売している霧ケ峰農場直売所によると、「例年と比べると来訪者はまだまだ少ないが、地元のお客さんが割と来てくれている」という。ドライブイン「霧の駅」の一部でソフトクリームを販売する浅沢圭二郎さん(43)は「地元の方が何度も足を運んでくれている。本当にありがたい」と感謝していた。滋賀県からツーリング仲間と1泊2日で長野県を訪れていた山崎一信さん(57)は「6月の信州としては、すいている。旅行者としてはうれしい。空気が澄んでいて涼しくて気持ちがいい」と喜んでいた。

茅野市の蓼科・白樺湖・車山エリアも例年だと関東圏からの観光客が多いが、両日は県内からの来訪者が中心だった。白樺湖畔の「池の平ファミリーランド」も地元の家族連れが多く、担当者は「遠方からは来にくい状況」と話した。車山高原の観光関係者も「遠方からのお客さんが戻るのはまだ先」とし、地元客に喜ばれるキャンペーンを打ち出していく意向だ。

■まだ遠出は心配

山梨県境近くにある富士見町の道の駅「信州蔦木宿」では「少しずつだが、利用者は増えつつある」。山梨県から訪れたという志村博樹さん(50)は「久々の外出は楽しいが、感染への不安がまだあるので予防を心掛けたい」と話した。

岡谷市郊外の鳥居平やまびこ公園の利用者の大半は、諏訪地方を中心とする近隣居住者。芝生やベンチでは、お弁当を広げて家族だんらんの時間を過ごす光景があった。公園の再開を待ちわびていたという市内在住の4人家族は「まだ遠出は心配」と遠方への旅行には慎重だった。

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