2020年6月11日付

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身の回りの物を消毒する機会が増えている。そんな中、新型コロナウイルスの感染防止に役立ててほしいと市町村には消毒物品の寄贈が続いている。消毒や殺菌に効果があると一口に言っても、含まれる成分はさまざまだと気付かされる▼食品添加物として指定されている「次亜塩素酸水」の有効性が話題になっている。手が触れやすい手すりやドアノブといった物品に対する消毒方法の評価を進めている製品評価技術基盤機構(NITE)は先月、新型コロナに有効な界面活性剤2種を追加した▼だが、次亜塩素酸水に関しては判定に至らず、引き続き検証試験を実施する-とされた。次亜塩素酸水が効果がないとされたのではなく有効性を確認中とのことらしい▼名称が似ている次亜塩素酸ナトリウムは次亜塩素酸水とは別物だと最近知った。次亜塩素酸ナトリウムは、塩素系漂白剤として希釈して使用されている。その際には塩素濃度に注意が必要。こうしてみても、消毒液をどんな場面で使うのが有効か判断する難しさを感じる▼感染予防に手洗いの励行や密集を避けるといった基本の徹底が重要なことに変わりはない。その上での手指消毒になるが、あまり気にしすぎるのも疲れる。器具を小まめに消毒すると感染リスクは低くなるが、ウイルスをゼロにするのは難しいだろう。感染予防の優先度を考え、正しい知識を持って上手に付き合いたい。

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