伊那市誌編さん室9月末までに整備 市が方針

LINEで送る
Pocket

伊那市は、「伊那市誌」の編さんに向け、9月末までに市誌編さん室を整備する。旧美篶子育て支援センターの建物を改修し活用する計画。市誌編さん委員会も設置し、本格的に編さん作業に着手する方針だ。白鳥孝市長は10日の市議会6月定例会一般質問で、市町村合併を踏まえ「一体となったものを作りたい」と述べ、改めて市誌編さんへの決意を示した。

合併前の旧3市町村では伊那市史、高遠町誌、長谷村誌がそれぞれ作られているが、既に発行から40年が経過しているものがあるほか、2006年の合併からも10年以上たっている。このため、新たな市誌ではこの間の移り変わりや合併後の歴史、最新の研究成果などを中心に盛り込んでいきたい考えだ。

市は市誌の編さんに向け、昨年9月に編さん委員会を設置する条例を制定。当初は旧伊那消防署を改修した「産業と若者が息づく拠点施設」に市誌編さん室を置き、作業を進める考えだったが、旧美篶子育て支援センターに変更され、20年度当初予算に改修費用など1500万円余を計上していた。現在は設計が行われているという。

今後、センターの改修工事に着手するとともに、編さん委員会を設置するなどして体制を整える予定。

一般質問で市誌編さんの目的を問われた白鳥市長は「合併から十数年がたち、このままではそれぞれの史誌は止まったままの状態。何とか一体となったものを作りたい。既にある史誌は部分的に薄い所もあり、もう一度手を入れたい」と説明した。

その上で、「地域の歴史文化を後世に伝える極めて重要な資料。市民一人ひとりが過去の地域の積み重ねをきちんと理解できる市誌にしたい」と改めて意義を強調。現在の時代に合わせ、デジタル化して記録保存したり、インターネットで閲覧できるようにしたりする考えも示した。

おすすめ情報

PAGE TOP