沢渡駅待合所に作品展示 伊那西高

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伊那西高生の作品が並ぶ沢渡駅待合所

伊那西高校(伊那市)は、2月に完成した同市西春近のJR飯田線沢渡駅待合所で、クラブ活動の作品展示を始めた。活動発表や地域の人たちとの交流の場として、住民らと共用しながら定期的に展示を入れ替えていく。初回は四つの文化系クラブが、個性あふれる作品をそれぞれ1点ずつ飾り、利用者の目を楽しませている。

展示ケースはガラス製で、縦1・6メートル、横2・8メートルほどの大きさ。施設を管理する市によると、同校をはじめ、地元住民らの文化活動や公民館活動の成果を披露する場として活用し、一定の期間で作品や掲示物を入れ替える予定。

今回の展示は30日まで。書道、美術、折り紙工芸、写真の4クラブが出品し、色紙でテントウムシや花を表現した立体作品や、伊那美術展の受賞作などが並ぶ。

書道クラブで2年の湯澤萌乃日(ほのか)さん(16)は、紺色の台紙に金色の墨汁で291文字をしたためた中国古典の臨書を発表。学校の休校期間も自宅で取り組み、2週間がかりで1枚を書き上げたと振り返り、「友達や地域の人たちにも見てもらえる機会になり、次へのモチベーションにつながった」と笑顔を見せた。

写真クラブ長の戸枝久美さん(17)は、アリとハチの生死を捉えた一枚で、弱肉強食の力関係が崩れた昆虫の世界を表現。通学に沢渡駅を使っているといい、「待合所で過ごす時間を楽しんでもらえたら」と話した。

同校は生徒約410人のうち、通常7割ほどが同駅を利用する。身近な駅として、生徒は感謝を込めて清掃活動を続けている。このほか待合所内には、旧駅舎に飾られていた美術クラブによる壁面アートの一部が移設されている。

市企画政策課は「高校生や住民の作品を通して施設に親しみを感じてもらい、にぎわいの創出につながれば」としている。

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