2016年07月31日付

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年齢のせいか、夜明けが早い夏のせいか。最近すっかり目覚めが早くなった。午前4時ごろになると、布団から出る日も増えてきた。早朝の空気は爽やかで気持ちはいいけれど、半面で困るのは、日中や夕方に襲われる強い眠気だ▼ニュースを見ていたら、兵庫県の中学校が昼休みに全校一斉で10分間の仮眠をする試みが紹介されていた。別の学校や企業で効果を上げているのを参考に、生徒の提案で試験的に始めたという。スペインの伝統的な昼寝の習慣になぞらえ、「シエスタ」と銘打っていた▼一日を効率的に使おうという発想だそうだ。昼食後の午後の時間帯に、人は生理的に眠気に襲われる。だから、昼に軽い仮眠を入れることで、午後の眠気を抑えていく。眠いまま授業を受ける事態を回避し、勉強に集中できる環境を整える▼ポイントになるのは、昼寝タイムを短時間にとどめることだという。仮眠の時間を30分以上取ると、眠りが深くなって目覚めがしにくくなる。仮眠した後も頭がぼうっとして、逆に午後の時間が専念できないまま終わってしまう、というわけだ▼夏は夜の睡眠不足や日中の暑さでやられ、体力を消耗する。だから昼の仮眠は誰もが夏を乗り切る妙薬になる気がする。ただし、大事な用事や仕事のさなかにやったり、いつまでも寝ていたら、「仮眠」は「居眠り」となる。広くお薦めしたいけれど、TPOにはご用心である。

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