高橋節郎美術館の企画展 諏訪地方2人が出展

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安曇野高橋節郎記念美術館(安曇野市)で開催している企画展「高橋節郎の薫陶」に諏訪市湖南の漆芸作家、竹森公男さんと岡谷市長地片間町の七宝焼作家、向山伊保江さんの作品が出展されている。

企画展は日展の顧問や現代工芸美術家協会を創設した高橋節郎(1914~2007年)とその影響を受けた県内の作家の作品計40点を紹介している。

日展会員の竹森さんは山の端に登る望月、雲間に見える月を表現した「仲秋」と宵の茜空に浮かぶ高層建築群を等角図法に乗せて表現した「残照」を出品。金属粉を漆に付着させる蒔絵や貝殻の光沢部分をはめ込む螺鈿の技法が特徴的だ。

日展準会員の向山さんは生きゆくものが世代をつなぎ、連なっていくさまを表した「廻・こしゆくもの」と時間と共に積み重なる時代の姿とそこにたたずむ杜を表した「つむぐ・杜」を出品。釉薬を焼き付けた銅板を細かく重ね、繰り返しを作り出し、時間を表現している。

このほか高橋節郎の作品32点と日展会員で木芸の高橋貞夫さん=大町市大黒町=、同会員で鍛金の木下五郎さん=駒ケ根市赤穂=の作品も展示してある。

竹森さんは「高橋節郎の素晴らしい作品を見てほしい。自然の見方や表現方法だけでなく、続けていくことの大切さを学んだ」と話した。向山さんは「高橋さんは具象的な物を扱いながらも抽象的にも表現した。外に向かっていくような宇宙観に影響を受けた」と話していた。

開館時間は午前9時~午後5時。月曜日休館。開催期間は8月30日まで。問い合わせは同美術館(電話0263・81・3030)へ。

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