湖面付近は改善 諏訪湖の溶存酸素量

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酸欠が原因とみられる諏訪湖のワカサギ大量死問題で、県は30日、湖内の広範囲で水に溶け込む酸素量を調べた。21地点で湖面付近から湖底にかけて測定した結果、水深3メートル以下の場所で魚の生息が困難とされる1リットル当たり3ミリグラムを切る貧酸素状態が目立った一方、湖面付近は同8~11ミリグラムとなり、大量死が起きた頃のような低酸素水は確認されなかった。

諏訪湖では夏場、湖底付近の水が貧酸素化するが、大量死が起きた26~27日は、湖底ばかりでなく、湖面付近の酸素量も乏しくなっていた。県は「細かいデータ解析はこれからだが、湖面に近い表層は当時と異なり、魚の生息に必要な溶存酸素量が確保されている」とした。

一方、併せて調査した水の透明度は1・9メートル~1・2メートルとなり、この時期としては高い状態が継続していると分かった。光合成により酸素供給する植物プランクトンが何らかの要因で減り、酸素量低下や透明度向上につながった可能性があるため、県は植物プランクトンの調査にも乗り出している。

この日は、県水大気環境課や諏訪地方事務所などの職員7人が船に乗り、溶存酸素量や水温などを一括測定できる装置を沈めて調査。県による湖の全面的な溶存酸素調査は2009~10年度以来で、当時の測定データも比較材料に用いる。「少なくとも秋までにあと1回調査したい」としている。

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