上伊那地域の高校再編案 県教委が住民説明会

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県教育委員会は16日、今年3月公表した上伊那地域(旧第8通学区)の高校再編・整備計画1次案住民説明会を、伊那市の県伊那文化会館で開いた。同日実施した2回の説明会のうち、初回には地元住民80人以上が出席。改めて伊那北と伊那弥生ケ丘の2校を再編統合する方針や、キャリア教育を実践する「総合学科新校」(仮称)、実業高校を統合する「総合技術新校」(同)などの概要を説明した。

同1次案は、県内旧12通学区のうち上伊那を含む旧4通学区内の意見や提案を元に策定した高校改革案。上伊那では普通科の伊那北と伊那弥生ケ丘の統合を先行して公表した。総合学科新校や総合技術新校については「具体的な特徴や学校像を説明し、住民の理解を得た上で」(県教委)、来年公表予定の同2次案で具体的な高校名を発表する。同じく定時制課程の配置も来年方針を示す。

説明会での質疑・意見交換では住民が「(総合技術新校などは)なぜ早く具体的な校名を挙げないのか。明らかにすれば同窓会などの意見が聞けるはず」と質問。県教委は「検討する時間が必要。もう少し時間をいただきたい」と答えた。このほか「1学級35人以下の少人数による丁寧な教育を」「伊那北と伊那弥生ケ丘を統合する場合、偏差値はどうするのか。決まったら速やかに周知してほしい」などの意見が挙がった。

説明会に出席した伊那北高校同窓会の酒井茂会長は「1次案は概要で、まだ詳細は決まっていない。今後しっかりと議論し、地域住民の意見を反映する中で方向性をまとめてほしい」と述べた。同じく伊那弥生ケ丘高校同窓会の下島典子会長は「1学級の少人数編成なども視野に入れ、本当に子どものことを考えた内容の高校をつくってほしい」と期待。酒井、下島両会長は異口同音に「コロナ禍後の社会を生き抜ける人材を育てる高校教育を願っている」などと話した。

住民説明会は22日、駒ケ根市赤穂公民館でも開かれる。

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