「上古田の火とぼし」子どもたちの伝統 茅野

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小屋から上がる炎を見上げ「火とぼしチョーイチョイ」と雨の中元気よくはやし立てる子どもたち

茅野市の小泉山で18日夜、市の無形文化財「上古田の火とぼし」が行われた。地元の上古田区の子どもたち11人が伝統を受け継ぎ、山中にあらかじめ作っておいた小屋に火を付け、「火とぼしチョーイチョイ」と繰り返し大きな声ではやし立てた。

火とぼしは、同区の小学1年~中学1年の子どもたちが枯れ枝などで作った高さ3メートルほどの「小屋」に火を付ける伝統行事。起源は不明で、五穀豊穣や無病息災、虫追い、火伏せなど所説ある。同区によると、室町時代の文献に火とぼしの記録が残っていたという。これまでは男子のみで行われてきたが、近年は少子化で子どもが減り、昨年から女子も正式に参加している。

子どもたちは、年長者の「親方」に教わって、5月から何度も登って小屋づくりに励んできた。この日は区内の家々から集めたわらやたいまつを持って登り、4カ所の小屋を順番に回って火を付け、雨の中燃え盛る小屋に向かって何度も「火とぼしチョーイチョイ」と口ずさんでいた。親方を務めたともに東部中1年の小尾智也さんと長田宙斗さんは「準備やみんなをまとめることが大変だったけど、みんなで一緒に頑張れてよかった」と笑顔を見せていた。

上古田の火とぼしは24日にも行う。

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