行列で柴舟表す 諏訪大社のお舟祭り

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諏訪大社は19日、8月1日に下諏訪町内で行う下社遷座祭「お舟祭り」のハイライトである柴舟曳行について、「柴舟を表した行列を曳行に代える」と発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため。例年約200人でつくる行列供奉員は、今年は御頭郷の大総代や一部関係者など約100人に縮小。柴舟に見立てた列をつくって春宮から秋宮まで歩き、曳行とする。北島和孝宮司(62)によると、「記録に残っている限りでは柴舟がないのは初めて」だという。

同日、下社秋宮で開いた「諏訪大社お舟祭打合会」で明らかにした。行列は8月1日午後2時ごろ、春宮を出発する。大門を抜け、国道20号を通って秋宮に入る。例年、柴舟に載せる「翁」「媼」人形は代表者が持ち、人形を御頭郷らが囲んで柴舟に見立てる。

北島宮司は「本当は柴舟を作りたいが、関係者とも相談し決断した。規模を縮小して行いたい」と話した。

御頭郷は茅野市「米沢・北山・湖東」地区が務める。北山の荻原宏至大総代(67)は「寂しい。言葉がちょっと出ない」と声を詰まらせた。米沢の両角正男大総代(71)は「気が抜けた。最後まで務めを果たしたい」。湖東の小平牧勇大総代(66)は「ご奉仕ができなくて残念」と静かに語った。

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