「横川の蛇石」後世に 有志がコケ落とし

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白い縞模様を浮かべる「横川の蛇石」のコケ落としに励む子どもら

白い縞模様を浮かべる「横川の蛇石」のコケ落としに励む子どもら

辰野町横川峡の国天然記念物「横川の蛇石」の保全に取り組む、地元住民グループ・蛇石愛護会(土橋照夫会長)は7月31日、第3回「横川の蛇石」の日イベント(長野日報社など後援)を蛇石広場で開いた。有志によるコケ落とし作業や交流企画を通じて、古里の自然資源を後世へ守り継ぐ思いを一つにした。

蛇石は、延長約9メートルの岩脈で川の水面に表出。石英の白い縞(しま)模様が大蛇に見えることから名が付いた。イベントは記念物指定日の7月12日を「蛇石の日」とし、保全と観光PRを狙いに毎年夏開催。川島区民10人が犠牲になった1963年の土石流「三八災害」の発生月でもあり、追悼の思いを共有している。

会場では、野趣あふれるイノシシ汁が振る舞われ、辰野ほたる太鼓の演奏が雰囲気を盛り上げた。区出身の町職員やOB、家族でつくるいわかがみ会は、20年以上続けるコケ落としを実施。辰野中学校の生徒とともに、ブラシを使い蛇石を丹念に磨き上げた。

同会事務局の根橋正美さんは「横川峡トレッキングコースが昨年「新日本歩く道紀行100選」に選ばれ、拠点の蛇石に対する注目度も高まるのでは。渓谷と蛇石の素晴らしさを感じてもらえるよう、今後も積極的に活動したい」と話していた。

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