古民家宿、来月開業へ 飯島の石川さん夫妻

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古民家を再生した「nagare」の雰囲気ある室内で、開業に向けて夢を語り合う石川さん夫妻

飯島町地域おこし協力隊員の石川景規さん(33)と妻の妙子さん(33)が、同町田切の築100年の古民家を再生し、一棟貸し古民家宿「nagare」を7月に開業する。中央アルプスを望む豊かな自然に包まれ、ゆっくりとした時の流れに身を委ねられるプライベート空間。世界43カ国を旅した経験を持つ夫妻が、最も思い出に残った宿の居心地の良さを理想に夢を実現した。「華やかな観光地とはまた違う飾らない非日常を楽しんで」と準備を進める。

8人まで利用できる1日1組限定の一棟貸し。はりと柱を残した土間に解放感あふれるリビングとダイニング。西欧家具や地元作家による調度品、さらに照明など細部にまでこだわり懐かしい古民家をモダンな空間に変えた。

基礎から直したため業者にも頼んだが、壁や床張りなどは自ら仲間と一緒に手作りで改修。リビングや風呂の窓を額縁のようにして望む中アの雄峰な姿も自慢の一つだ。

首都圏で育ち都会で銀行員として働いていた石川さん夫妻。2014年の結婚を機に退職し、その時に一番やりたかった世界旅行に出た。

500日間で各地を巡り有名な観光地も訪れたが、最も心に残ったのは中米グアテマラで泊まった宿。「何もない家族経営の宿だったが、飾らず気取らずいれる場所」。こんな宿を自分たちでもやってみたいと思うようになった。

帰国後に、友人を通じて飯島町を知り、風土豊かで程良い田舎の良さを気に入った。景規さんは2017年夏に町の地域おこし協力隊員に採用され、2人でIターンした。

すぐに宿経営の第一歩としてこの古民家に出合い、一目ぼれ。こつこつ片づけをしながら約3年。ようやくオープンにこぎ付け、宿の屋号は原点であるグアテマラの宿と同じ名前を付けた。「本当の価値って何か。普段せわしなく通り過ぎてしまうような時間を大切にしてもらう場所になれば」と期待を込める。

1泊2食付きで1人2万円から。夕食も地元の旬の食材をいろりを囲んで楽しむコース料理にこだわり、朝食は昔ながらに土鍋で炊いたご飯をセルフスタイルで提供する。

予約・問い合わせはメール(info@nagare.cc)またはホームページへ。

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