生活困窮者に食料支援 伊那市の境区社協

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伊那市境区公民館に持ち込まれた米や調味料、インスタント食品、缶詰など

伊那市の境区社会福祉協議会は28日、新型コロナウイルス対策の影響で収入が減り、生活に困窮する人たちへ配るための食料品を集めた。収集場所の境区公民館には、趣旨に賛同する大勢の住民が訪れ、米や調味料、インスタント食品などを次々に持ち込んだ。集まった食品は伊那市社会福祉協議会を通じ、必要とされる住民に提供する。

境区社協の薮田清和会長(68)によると、食品の支援事業は今春、地元の飲食店経営者から「接客を伴う飲食店に勤めるフィリピンの女性らが収入減で食べるものに困っている」と聞いたのが始まり。「故郷に帰ることもできず、仲間内で助け合って生きていると聞き、『何か支援ができないか』と考えた」という。生活が苦しい市内の日本人家庭も対象にした。

この日は受け付け開始の午前10時から住民が会場を訪れ食品のほか、トイレットペーパーや新品の下着を持ち込んだ。中には今回のためにケース買いした大量のカップ麺を寄付する女性も。来場した70代の主婦は「最近は食料支援活動が多いので、意識して提供できる食品を蓄えている。困っている方の役に立てたらうれしい」と話した。

薮田会長は「今年度はコロナ禍で例年の社協 の活動が相次いで中止になり、社会に役立つ活動を模索した結果、今回の支援につながった。協力者の皆さんに感謝したい」と述べた。寄せられた食品や物品は29日に市社協へ届ける。

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