「信州山カード」で遭難防止 長野県警が作製

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県警が山岳遭難防止を目的に作製した「信州山カード」

愛好家の人気を集める「ダムカード」などを参考に、県警が山岳遭難防止を目的に新たに「信州山カード」を作製した。県内の50山を選び、県警ヘリコプターで撮影した山の写真や遭難しやすい危険箇所の注意点を掲載。計20万枚を用意し、7月1日から県警の救助隊らがパトロール中に登山者に配る。

山カードは横6・3センチ、縦8・8センチ。採用した山は、北中南アルプスや八ケ岳などの人気で遭難が多い山を中心に、地元で愛される里山も。海外からの登山者も多い北ア奥穂高岳、中ア駒ケ岳、八ケ岳連峰の赤岳など5山では英語版も作った。

表面は山の写真のほかに、山を登るのに必要な体力や技術力を数値化した「グレード」を記載。裏面にアドバイスとして遭難の注意点を載せ、八ケ岳赤岳では「地蔵尾根は急峻な尾根で、ハシゴやクサリ場が続くので、滑落や落石による遭難に十分注意」、中ア駒ケ岳は「中岳の周辺は平坦ですが、悪天候の際は道迷い遭難が多発することから、無理な登山は控えましょう」と記した。

これまでの遭難対策ではチラシなどを配布してきたが、登山者にとって余計な荷物になってしまうことも。県警は、ポケットに入れて携帯できるようにと、ダムカードなどから着想を得て考案した。警察官がパトロール時に手渡しするといい、警察署では配布しないとしている。

山カードには、山岳情報を掲載する県警ホームページなどに誘導するQRコードも掲載しており、県警山岳安全対策課は「受け取って情報を確認してほしい」としている。

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