原田泰治さんの別冊太陽「新版」刊行

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発行された別冊太陽「〈新版〉原田泰治 野の道を歩く画家」を手に持つ原田泰治さん

画家でグラフィックデザイナーの原田泰治さん(80)=諏訪市=傘寿を記念して、平凡社(東京)が別冊太陽「〈新版〉原田泰治 野の道を歩く画家」を発行した。絵や制作活動、デザインの仕事など80年間の歩みを一冊にまとめ、作品だけでなく人柄や制作過程にある魅力を伝えている。発行に合わせて1日から、諏訪市原田泰治美術館で画家人生の軌跡を振り返る企画展「心の絵の足跡」が始まる。12月6日まで。

本では、原田さんの誕生から現在までを時代ごとに紹介。インタビューに基づき、幼少期の思い出から日本各地を訪ねて出会った人や風景、海外での展覧会などの歩みを振り返る。絵画は152点掲載。親交の深いデザイナーらからエッセーの寄稿もある。

10年前に70歳までの歩みをまとめた旧版を発行し、現在は品切れ状態という好評を博した。今回の企画展の開催に合わせて、70~80歳の活動について追記して新版とした。

新収録したのは、10年間の活動を切り取った写真や回想した記事、親交の深い歌手のさだまさしさんから寄せられたエッセーなど。信州をはじめ全国各地のふるさとを描いた絵9点も載せる。東日本大震災の津波被害を免れた福島県南相馬市の高台の家を描いた「ポピー咲く家」をメインに据えた。表紙は「田植えの子供たち」に一新した。

原田さんは「自分の本が出来て幸せ者。地味だが一つの道を歩んできて良かった。(本を手にし)日本の良さを見つめ直してほしい」と話し、「これからも諏訪を拠点に文化を発信していきたい」と気持ちを新たにしていた。

A4判変型。全176ページ。価格は2300円(税別)。全国の書店で発売中。1日からの企画展は、初期から現在までの約80点を展示する。

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